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私の髪が藻のように絡みつくのも真珠みたいな汗があなたの背中を滑るのもこのベッドが海に沈んだからよ押し寄せては引いていく高まりを波と呼んでもいいし月光があなたの心の底までも照らしている狼のふりをして無防備なその首筋に噛み付いてやりたいけど残念満月にはほんの少し丸みが足りないいつも完全な太陽に月も嫉妬するのだろうか...
自分の身は自分で守るしかないそんな言葉真に受けて頭だけ必死で守ってるスカスカの頼りない兜だよ銃弾だってすり抜けるああ。守るはずの「身」は何処いった?兜 すかすかの兜見えないの 気付かないの?あなたの 肋骨だよ心は そこにあるのにあるはずなのにね...
探したい偽善の一部に なる前に確かめたい心をなくして しまう前に...
壊れた時計みたいにとんでもないところを指す心東西南北しかないのに「上へ!上へ!」と高らかに叫ぶわたしの羅針盤風の吹かない街にはとても住めないからきみのことは諦めるよ...
あたしは馬鹿だ。あたしはあいつを笑ったけど。誰の足だって汚れるんだ。靴を履いていなければ。泥の中を歩いたならば。...
生々し 傷跡に見えし 墓誌名に薄らと覆う 月日のかさぶた...
鳥よ、鳥たちよなぜおまえたちは、こうも揃って一斉に飛び立つのか鳥たちは答える「空が呼んでいるから」だと鳥よ、鳥たちよなぜおまえたちは、そんなに美しい声で鳴くのか鳥たちは答える「風が歌うから」だと鳥よ、鳥たちよなぜおまえたちは、みな踊るように木々の梢を渡るのか鳥たちは答える「花が微笑むから」だと空よ、風よ、花よ、そして鳥たちよこうしてわたしは、鮮やかに春を愛するのです...