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ことば

僕は君ほど高く跳べない。

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僕は君ほど高く跳べない。

月曜日を緑色に染めた。


忙しいなんて言い訳を使いすぎた日。

空を睨み付けてどうしようってんだ。 


(記憶に残っている空は いつも青いんだ。

でも瞼の裏は まるで裏返したみたいに赤くて。)


偉人の顔が描かれた

薄っぺらい紙切れをかき集めて、

一枚一枚張り合わせたら

翼になるとさえ信じている今の僕。


(電車の窓 流れる景色 狭いビルの隙間に

汚れたアルペジオを投げつけるのを恐れて

みんな歌を殺している。)


何でも計れる万能のスケールは手のひらサイズ。

そして物は消え 形に関する曖昧な価値だけが浮遊する。


資本主義は見事に世界の軽量化に成功して

無臭のままスーツに染み込んでいた。


(脱ぎ捨ててさえ 一人ではもう 裸になれず

今日も押し合いへし合い 

定員オーバーのボートからこぼれ落ちないように

『勤勉』と書かれた国境線にしがみつく。)



僕は君ほど高く飛べない。


空っぽの鳥かごと引き替えに、

ほんの少しでいい

ほんとの自由を分けてくれないか?


絶望まではいかないんだけど、理想と現実に挟まれて疲れてしまっている若いサラリーマンの詩です。憂鬱な月曜の朝か、ぷち五月病か…!?
『あれからずいぶん背も伸びた。
なのに、空はどんどん遠くなっていく。』
と「innocence」の曲に付けた詩より、ちょっと大人になっているイメージ。

ほんとうは美しい白いままの翼が欲しいのに、インクにまみれていないそれは何の価値もないと知ってしまった。多少、手が汚れても迷わず拾い集めるのは…やっぱり…悲しいかな、お金。まにー。
景気回復、バブル再来と言われている今に合わない詩?かもしれませんが…
ほんとに何でも価値を計れてしまう便利さに圧倒されながら、その後ろにある何かを見落としてしまうような気がしちゃうんです。お金。まにー…

空や鳥と現実的なものをつい対比してしまうのは安易でしょうか。
鳥だって飛ぶときは必死ですもんね。
群れに遅れまいと懸命に羽ばたく鳥の姿は、満員電車に耐える会社員とちょっと重なるかも。

雨の日曜日にこれをする私もちょっと病んでいるなあ(笑)
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- 5 Comments

There are no comments yet.

z9d  

2007-03-25 23:53

おおー、
ランボーみたいだ。

EDIT  REPLY    
それは褒めすぎ!

-  

2007-03-27 23:10

たまにはこんな毒のある?詩を書くのもいいですねv-40
読んでくださってありがとうっ(^o^)

EDIT  REPLY    

リイ  

2007-03-27 23:11

名前書くの忘れました…
↑は私ですe-330

EDIT  REPLY    

z9d  

2007-03-29 23:03

と言っても、原文が読めるわけではもちろんなくて、岩波文庫の小林秀雄訳のなんですけれども。

翻訳物ってなかなか読みやすいのがないのですけど、この人の訳したのは流れに乗って読めて読みやすいです。

ちなみにドビュッシーの月の光は、ヴェルレーヌの同名の詩にインスパイヤーされて書かれたみたいですね。

EDIT  REPLY    
フランス語で読めたら…♪

リイ  

2007-03-31 11:23

小林秀雄さん、ゴッホやモーツァルトの評論で有名な方ですね。
ドイツ語やフランス語の原文のまま、詩や小説を読めたらすてきでしょうね…v-10

月の光にイメージとなる詩があったなんて知りませんでした。きっと美しい詩なのでしょう~。
19世紀のフランスって本当に芸術の中心ですね!

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